「M-1グランプリ」の版間の差分
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M-1グランプリの大会形式・出場資格・審査方式・沿革・番組展開を増補 |
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|ジャンル=漫才 | |ジャンル=漫才 | ||
|対象範囲=全国 | |対象範囲=全国 | ||
|主催= | |主催=M-1グランプリ事務局(朝日放送テレビ株式会社、吉本興業株式会社 共同主催) | ||
|出場資格=結成15年以内、2人以上、プロ・アマ不問 | |出場資格=結成15年以内、2人以上、プロ・アマ不問 | ||
|主な賞=優勝賞金1000万円 | |主な賞=優勝賞金1000万円 | ||
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'''M-1グランプリ''' | '''M-1グランプリ'''(えむわんぐらんぷり)は、M-1グランプリ事務局(朝日放送テレビ株式会社、吉本興業株式会社共同主催)が主催する、漫才を対象とする全国規模の賞レース・コンテストである<ref name="m1-official">{{Cite web |url=https://www.m-1gp.com/ |title=M-1グランプリ 公式サイト |publisher=M-1グランプリ事務局 |accessdate=2026-05-15}}</ref>。2001年に開始され、2011年から2014年までの休止を挟んで2015年に復活した。優勝者には漫才師日本一の称号と優勝賞金1000万円が与えられ、年末の大型テレビ番組・配信イベントとしても展開されている<ref name="m1-entry-2025">{{Cite web |url=https://www.m-1gp.com/entry/ |title=エントリー情報 |publisher=M-1グランプリ 公式サイト |accessdate=2026-05-15}}</ref>。 | ||
== 開催概要 == | == 開催概要 == | ||
M-1グランプリは、一定の結成年数以内の漫才師がエントリーし、予選を経て決勝戦で漫才日本一を決定する賞レースである。2025年大会時点では、出場資格は「結成15年以内(2010年1月1日以降の結成)」で、プロ・アマ、所属事務所の有無は問われない<ref name="m1-entry-2025" />。 | |||
=== 出場資格 === | === 出場資格 === | ||
2025年大会の参加規定では、2人以上の漫才師に限られ、1名(ピン)での出場は不可とされている。また、プロとしての活動休止期間は結成年数から除外される<ref name="m1-entry-2025" />。 | |||
=== 主な賞・副賞 === | === 主な賞・副賞 === | ||
審査基準は「とにかくおもしろい漫才」で、優勝者には賞金1000万円が授与される<ref name="m1-entry-2025" />。 | |||
=== 予選日程・ネタ時間 === | |||
2025年大会では、予選1回戦が8月1日から10月3日、2回戦が10月上旬から下旬、3回戦・準々決勝・準決勝が10月下旬から11月下旬予定、敗者復活戦・決勝大会が12月に設定された<ref name="m1-entry-2025" />。ネタ時間は、1回戦が2分、2回戦・3回戦が3分、準々決勝・準決勝・敗者復活戦・決勝が4分である<ref name="m1-entry-2025" />。 | |||
== 大会形式 == | |||
大会はおおむね、1回戦、2回戦、3回戦、準々決勝、準決勝、敗者復活戦、決勝戦という流れで構成される。決勝戦は、予選を勝ち抜いた組に敗者復活戦を勝ち抜いた1組を加えて行われる。 | |||
=== 予選 === | |||
予選は全国各地で段階的に行われ、1回戦から準決勝まで出場者が絞られていく。予選日、会場、集合時間は公式サイトで公開され、郵送での案内は行われない<ref name="m1-entry-2025" />。 | |||
=== 敗者復活戦 === | |||
敗者復活戦は、準決勝敗退組に決勝進出の最後の1枠を与える制度である。2025年大会では、準決勝で敗れた21組がA・B・Cの3ブロックに分かれ、4分間の漫才で対戦した<ref name="tv-asahi-consolation-2025">{{Cite web |url=https://www.tv-asahi.co.jp/pr/contents/20251221_05420.html |title=M-1グランプリ2025 敗者復活戦 決勝戦最後の一枠を懸けた1/21サバイバル |publisher=テレビ朝日 |date=2025-12-21 |accessdate=2026-05-15}}</ref>。同年の番組情報では、会場からランダムに選ばれた観客200名が即審査し、勝ち残り方式で各ブロックの勝者を決定する形式が説明された<ref name="tv-asahi-consolation-2025" />。 | |||
=== 決勝戦 === | |||
決勝戦では、予選通過組と敗者復活組がファーストラウンドで漫才を披露する。2025年大会では、史上最多11,521組から勝ち上がった9組に敗者復活組1組を加えた10組が決勝戦に出場した<ref name="tv-asahi-final-2025">{{Cite web |url=https://www.tv-asahi.co.jp/pr/contents/20251221_05419.html |title=M-1グランプリ 2025 最多11521組!21代目の漫才日本一は?賞金は誰の手に? |publisher=テレビ朝日 |date=2025-12-21 |accessdate=2026-05-15}}</ref>。 | |||
=== 最終決戦 === | |||
ファーストラウンドでは審査員が100点満点で採点し、合計得点上位3組が最終決戦に進出する。最終決戦では審査員が最も面白いと判断した組に1票を投じ、最多票を獲得した組が優勝となる<ref name="tv-asahi-final-2025" />。公式サイトの歴代結果でも、各年の決勝戦結果に「上位3組が最終決戦に進出。投票の結果、最終順位が決定」と記載されている<ref name="m1-history-official">{{Cite web |url=https://www.m-1gp.com/history/ |title=大会の歴史 |publisher=M-1グランプリ 公式サイト |accessdate=2026-05-15}}</ref>。ただし、2001年大会のみ上位2組が最終決戦に進出した<ref name="m1-history-official" />。 | |||
== 出場資格の変遷 == | |||
M-1グランプリは、結成から一定年数以内の漫才師を対象とする大会として始まった。2001年から2010年まで開催されたのち一時休止し、2015年に復活した。 | |||
2015年大会の公式決勝リポートでは、5年の充電期間を考慮して出場資格を結成15年以内に拡大したこと、プロ・アマ、所属事務所を問わないこと、4分間で「とにかく面白い漫才」を披露するコンビが王者の称号と賞金1000万円を目指すことが説明されている<ref name="m1-2015-report">{{Cite web |url=https://www.m-1gp.com/archive/2015/schedule/final/report/index_20151206.html |title=M-1グランプリ2015 決勝リポート |publisher=M-1グランプリ2015 公式サイト |date=2015-12-06 |accessdate=2026-05-15}}</ref>。 | |||
2025年大会時点では、結成15年以内、2人以上、プロ・アマ・所属事務所不問という出場資格が維持されている<ref name="m1-entry-2025" />。 | |||
== 審査方式 == | |||
M-1グランプリの審査基準は「とにかくおもしろい漫才」である<ref name="m1-entry-2025" />。決勝戦のファーストラウンドでは審査員による100点満点の採点で順位が決まり、上位組が最終決戦へ進む<ref name="tv-asahi-final-2025" />。最終決戦では審査員投票によって優勝、2位、3位が決定する。 | |||
近年の決勝戦では、ファーストラウンドの出番順を「笑神籤(えみくじ)」で決定する方式が採用されている。2025年大会の番組情報でも、1組が終わるごとに次の組が抽選で決まる方式と説明されている<ref name="tv-asahi-final-2025" />。 | |||
2006年大会では[[チュートリアル]]が優勝し、最終決戦で全審査員がチュートリアルに投票する「史上初のパーフェクトな勝利」となった<ref name="m1-history-official" />。2007年大会では[[サンドウィッチマン]]が敗者復活戦から勝ち上がり、史上初の敗者復活戦からの王者となった<ref name="m1-history-official" />。 | |||
== 沿革 == | == 沿革 == | ||
=== 創設と初期大会 === | |||
第1回大会は2001年に開催され、[[中川家]]が初代王者となった。公式サイトの大会履歴によれば、2001年大会は2001年9月9日から12月25日まで行われ、参加組数は1,603組であった<ref name="m1-history-official" />。2002年大会では[[ますだおかだ]]、2003年大会では[[フットボールアワー]]、2004年大会では[[アンタッチャブル]]、2005年大会では[[ブラックマヨネーズ]]が優勝した<ref name="m1-history-official" />。 | |||
=== 2000年代の定着 === | |||
2006年大会ではチュートリアルが優勝し、最終決戦で全審査員票を集めた<ref name="m1-history-official" />。2007年大会ではサンドウィッチマンが敗者復活戦から優勝し、2008年大会では[[NON STYLE]]、2009年大会では[[パンクブーブー]]、2010年大会では[[笑い飯]]が優勝した<ref name="m1-history-official" />。 | |||
=== 2010年の一時終了 === | |||
2010年大会は、2001年から続いた初期M-1の一区切りとなった大会である。公式サイトの商品説明では、2010年大会を「10年の歴史に、一旦ピリオドを打った」大会として位置づけている<ref name="m1-history-official" />。2011年から2014年までは大会が開催されなかった。 | |||
=== 2015年の復活 === | |||
M-1グランプリは2015年に復活した。復活にあたり、出場資格は結成15年以内に拡大された<ref name="m1-2015-report" />。2015年大会では[[トレンディエンジェル]]が敗者復活戦から決勝に進出し、優勝した。公式決勝リポートでは、敗者復活戦で初めて視聴者投票が実施され、得票数1位のトレンディエンジェルが最後の9組目として決勝に進出したことが記録されている<ref name="m1-2015-report" />。 | |||
=== 復活後の拡大 === | |||
復活後のM-1グランプリは、エントリー数を伸ばしながら年末の大型お笑い番組として定着した。2019年大会では史上最多5,040組がエントリーし、[[ミルクボーイ]]がファーストラウンドで史上最高681点を記録して優勝した<ref name="m1-history-official" />。2020年大会では史上最多5,081組、2021年大会では史上最多6,017組、2022年大会では7,261組、2023年大会では8,540組、2024年大会では10,330組、2025年大会では11,521組がエントリーした<ref name="m1-history-official" />。 | |||
2021年大会では[[錦鯉]]が最高齢王者として優勝した<ref name="m1-history-official" />。2023年大会では[[令和ロマン]]が第1回大会以来となるトップバッター優勝を果たし、2024年大会では大会初の連覇を達成した<ref name="m1-history-official" />。2025年大会では[[たくろう]]が第21代王者となった<ref name="m1-history-official" />。 | |||
== 番組・配信展開 == | |||
M-1グランプリは、漫才コンテストであると同時に、年末の大型テレビ番組・配信イベントとして展開されている。決勝戦はテレビ朝日系で全国放送され、敗者復活戦も決勝当日に放送される<ref name="tv-asahi-final-2025" /><ref name="tv-asahi-consolation-2025" />。 | |||
2025年大会では、TVerでの開幕直前スペシャル、テレビでの敗者復活戦・決勝戦、YouTubeでの応援生配信、TELASAでの反省会配信、TVer・YouTube・Xでの「M-1打ち上げ」配信など、複数のメディアを横断した編成が組まれた<ref name="m1-official" />。 | |||
== 記録・特徴 == | |||
M-1グランプリでは、優勝者だけでなく、敗者復活、連続決勝進出、最終決戦での逆転、審査員による高得点なども大会史上の話題となってきた。 | |||
2006年大会ではチュートリアルが最終決戦で全審査員票を集め、公式サイトでも「史上初のパーフェクトな勝利」と紹介されている<ref name="m1-history-official" />。2007年大会ではサンドウィッチマンが敗者復活戦から優勝し、敗者復活組として初めて王者となった<ref name="m1-history-official" />。2019年大会ではミルクボーイがファーストラウンド681点を記録し、2021年大会では錦鯉が最高齢王者となった<ref name="m1-history-official" />。2023年大会では令和ロマンが第1回大会以来となるトップバッター優勝を果たし、2024年大会では大会初の連覇を達成した<ref name="m1-history-official" />。 | |||
== 歴代受賞者 == | == 歴代受賞者 == | ||
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* [https://www.m-1gp.com/history/ M-1グランプリ公式 大会の歴史] | |||
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