こたけ正義感
| こたけ正義感 | |
|---|---|
| ふりがな | こたけ せいぎかん |
| 本名 | 小竹克明 |
| 生年月日 | 1986年5月12日 |
| 出身地 | 京都府 |
| 血液型 | AB型 |
| 身長 | 177cm |
| 出身校 | 香川大学法学部、立命館大学法科大学院 |
| 所属 | ワタナベエンターテインメント |
| 活動期間 | ワタナベコメディスクール入所後 - |
| 担当 | ピン芸人、現役弁護士 |
| 公式サイト | https://www.watanabepro.co.jp/ |
概要
こたけ正義感(こたけ せいぎかん、1986年5月12日 - )は、ワタナベエンターテインメント所属のピン芸人であり、現役弁護士でもある人物。京都府出身。身長177cm、血液型AB型。公式プロフィールでは、資格欄に「現役弁護士」、趣味・特技に「読書/ゲーム/テトリス」、出身スクールに「ワタナベコメディスクール」と記載されている。
最大の特徴は、法律家としての専門性をそのまま笑いに変換する芸風にある。弁護士バッジ、スーツ、理屈っぽさ、法廷用語、条文感覚を舞台上のキャラクターとして使い、「リーガルチェック」「弁論」「ギルティー」といった法律モチーフをお笑いのフォーマットに落とし込んでいる。
基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 芸名 | こたけ正義感 |
| フリガナ | コタケセイギカン |
| 本名 | 小竹克明 |
| 生年月日 | 1986年5月12日 |
| 出身地 | 京都府 |
| 身長 | 177cm |
| 血液型 | AB型 |
| 所属 | ワタナベエンターテインメント |
| 資格 | 現役弁護士 |
| 出身スクール | ワタナベコメディスクール |
| 趣味・特技 | 読書、ゲーム、テトリス |
| 主な肩書き | お笑い芸人、弁護士 |
公式プロフィールでは「京都府出身」「1986年5月12日生」「177cm」「AB型」「現役弁護士」などが確認できる[1]。
学歴・弁護士としての経歴
香川大学法学部を卒業後、立命館大学法科大学院を修了。愛媛県で司法修習を行い、その後、東京弁護士会に登録した。大学生協連のインタビュー記事では、都内の法律事務所に勤務しながらワタナベコメディスクールの社会人コースに入学した経歴が紹介されている[2]。
弁護士を志した時期については、関東弁護士会連合会のインタビューで、中学3年生ごろに弁護士になろうと思ったと語っている。理由として、難しい資格を取りたいという思い、ドラマの弁護士像への憧れ、母親から「そんな屁理屈ばっかり言うなら弁護士になれば」と言われたことなどを挙げている[3]。
また、関弁連インタビューでは、大学時代に派遣切りや派遣村の報道に触れ、宇都宮健児弁護士の活動を見て「宇都宮先生みたいになりたい」と思ったとも語っている[3]。
お笑いを始めたきっかけ
こたけ正義感が芸人を志したのは、弁護士になった後である。関弁連インタビューでは、弁護士3年目くらいの時、妻から「そんなに好きなら芸人やってみれば」と言われ、その場で養成所の資料を取り寄せたと語っている[3]。
子どもの頃からお笑いは好きで、中学生時代には『吉本超合金』などを見ていた。高校時代には文化祭で友人とコントを披露し、毎年学園祭でやるようになったという。ただし当時は、自分がプロを目指していい世界だとは思っていなかったと語っている[3]。
養成所はワタナベコメディスクールの社会人コース。関弁連インタビューによると、週末に通えるコースで、ネタを作って講師に見せ、ダメ出しを受けて修正する授業が中心だったという[3]。
コンビ時代「ほどよし」
養成所時代は同じクラスの人物とコンビを組み、漫才をしていた。コンビ名は「ほどよし」。養成所卒業後も3年ほど活動したが、結果が出ずに解散したと本人が語っている[3][4]。
この時期は、まだ現在のような「弁護士を全面に出したピン芸人」という形ではなく、コンビ漫才が中心だった。解散後、ピン芸人としてさまざまな形を試した結果、現在の法律ネタのスタイルに落ち着いたという。
芸風・特徴
こたけ正義感の芸風は、弁護士という社会的に堅い職能を、笑いのフレームにずらすことにある。本人は舞台衣装として、ブルーのシャツ、グレーのベストとパンツ、赤いネクタイ、弁護士バッジという姿で登場することが多い。関弁連インタビューでは、バッジは本物だが、弁護士の仕事中にはつけず、お笑いの時だけつけていると語っている[3]。
強みは以下の3点。
1つ目は、法律の専門知識をそのままネタの構造にできること。ただ法律を説明するのではなく、条文・判例・違法性・手続き・証拠・弁論といった概念を、観客が理解できるレベルまで噛み砕き、ツッコミやフリップにする。
2つ目は、「正しそうな人が変なことを言う」構造。関弁連インタビューでも、弁護士は理屈を通し、正しいことを言う職業である一方、芸人は不合理や間違いを笑いにする職業であり、その切り替えは当初難しかったと語っている[3]。
3つ目は、ゲーム実況・YouTubeとの相性。法律家としての視点から『逆転裁判』にツッコミを入れることで、ゲームファンとお笑いファンの両方を巻き込んだ。
賞レース・主な実績
R-1グランプリ
こたけ正義感は、R-1グランプリ2023で決勝進出を果たした。関弁連のインタビュー記事では、2023年大会について、3537名がエントリーした大会で上位8名の決勝に進出したと紹介されている[3]。
2023年大会では復活ステージを勝ち上がって決勝へ進出した。R-1公式サイトの復活ステージ出場者一覧にも、こたけ正義感の名前が掲載されている[5]。
ABCお笑いグランプリ
ABCお笑いグランプリでも重要な実績を残している。漫才協会のプロフィールでは、第43回ABCお笑いグランプリ準優勝、第44回ABCお笑いグランプリファイナリストと記載されている[6]。
第44回ABCお笑いグランプリ公式サイトでは、Aブロックの出場者として、こたけ正義感、サスペンダーズ、素敵じゃないか、天才ピアニストが掲載されている[7]。
ワタナベお笑いNo.1決定戦
漫才協会プロフィールでは、ワタナベお笑いNo.1決定戦2022準優勝と記載されている[6]。
2025年のワタナベお笑いNo.1決定戦の告知でも、R-1ファイナリストとして名前が挙がっており、ワタナベ所属芸人の中でもネタ評価の高いピン芸人として位置づけられている。
M-1グランプリでのユニット活動
ピン芸人でありながら、M-1グランプリにも複数のユニットで出場している。
2024年には、サツマカワRPGとのユニット「頭虚偽罪」でM-1グランプリに出場。M-1公式サイトでは、頭虚偽罪の結成年が2024年7月21日、所属が「プロ(ケイダッシュステージ/ワタナベエンターテインメント)」、メンバーがサツマカワRPGとこたけ正義感であることが確認できる[8]。
M-1公式のコンビ情報では、頭虚偽罪は2024年大会で1回戦、2回戦、3回戦を通過し、準々決勝で敗退したと記録されている[8]。
また、TKO木下隆行とのユニット「はじまりの歌」でも2024年大会に出場し、M-1公式サイトでは3回戦敗退と記録されている[9]。
YouTube「こたけ正義感のギルティーチャンネル」
YouTubeでは、「こたけ正義感のギルティーチャンネル」を運営している。YouTubeのチャンネル情報では、現役弁護士の芸人によるチャンネルとして紹介され、登録者数は46万人超、動画数は690本超と表示されている[10]。
主な企画には、次のようなものがある。
| 企画 | 内容 |
|---|---|
| 逆転裁判実況 | 弁護士視点で法廷ゲームにツッコミを入れる実況 |
| なんでもリーガルチェック | 楽曲・映像・創作物などを法律視点で見る企画 |
| 賞レースリーガルチェック | お笑いネタや賞レースを法律・論理の観点から分析 |
| スタンダップ | 社会問題・法律問題を漫談化 |
| 法学部新規へ | 法律・法学の入口をネタ化、解説化する企画 |
| ラジオ的企画 | トーク、相談、企画系動画 |
特に『逆転裁判』実況は大きな転機になった。KAI-YOUは、こたけ正義感が『逆転裁判〜蘇る逆転〜』を実況し、現役弁護士としての知識や経験を武器にゲームに挑戦したこと、ゲーム内の法廷描写に対して「被告人控室」「裁判所のカン」などへツッコミを入れていたことを紹介している[11]。
さらにカプコン公式も、『逆転裁判456 王泥喜セレクション』発売に合わせ、現役弁護士のお笑い芸人・こたけ正義感による『逆転裁判5』特別編の実況配信を告知している[12]。
このチャンネルの強さは、「本職が見るフィクション」という構造にある。単にゲームを茶化すのではなく、現実の裁判実務との差分を笑いにしつつ、作品の魅力も壊さない。そのため、お笑いファン、ゲームファン、法律に興味がある層の接点になっている。
ラジオ・Podcast
ABCラジオでは、『こたけ正義感の聞けば無罪』を担当している。Apple Podcastの番組説明では、ABCラジオで毎週日曜22:00〜23:00に放送され、放送終了後に各種Podcastでも更新される番組と説明されている。内容は、問題を起こしそうな芸人ゲストからエピソードを聞き出し、こたけ正義感がアドバイスすることで問題を未然に防ぐ、というもの[13][14]。
タイトルの「聞けば無罪」も、こたけ正義感のブランドである「法律×お笑い」をそのままラジオ番組化したものといえる。
スタンダップ・単独ライブ「弁論」
こたけ正義感の近年の重要な活動に、スタンダップコメディ/漫談形式の「弁論」がある。
「弁論」は、法律・社会問題・裁判・冤罪・生活保護など、重くなり得るテーマを、現役弁護士芸人の立場から笑いに変換する試みである。2024年末から2025年初頭には、単独ライブ『弁論』の無料公開やグッズ展開も行われたことが報じられている。
また、大阪弁護士会のインタビュー紹介文では、いのちのとりで裁判と生活保護をテーマにしたスタンダップコメディ「弁論」にも触れられており、単なる芸能活動ではなく、法教育・社会問題への接続も見られる[15]。
テレビ・ドラマ出演
テレビでは、バラエティ出演に加えて、2025年にはドラマ出演も確認できる。日本テレビの『ESCAPE それは誘拐のはずだった』公式サイトでは、こたけ正義感が八神製薬の顧問弁護士役でゲスト出演し、演技初挑戦と紹介されている[16]。
この出演は、本人の弁護士イメージをそのままドラマ内の役柄に接続した例であり、芸人・弁護士・俳優的出演の境界をまたぐ活動と見られる。
関連人物・ユニット
| 名称・人物 | 関係 |
|---|---|
| 木田雄貴 | コンビ「ほどよし」時代の相方 |
| ワタリ119 | ユニット「ワタリ正義感」 |
| サツマカワRPG | ユニット「頭虚偽罪」 |
| 木下隆行 | ユニット「はじまりの歌」 |
| Gパンパンダ | ワタナベ系の同期・周辺文脈 |
| ABCラジオ | 『こたけ正義感の聞けば無罪』 |
| カプコン/逆転裁判 | 公式実況企画で接続 |
評価・位置づけ
こたけ正義感は、単なる「弁護士資格を持つ芸人」ではなく、弁護士であることを芸の構造そのものにしている芸人である。
法律を題材にした芸人は過去にも存在するが、こたけ正義感の場合は、以下の点で現代的である。
まず、YouTubeとの相性が非常に高い。テレビの短尺ネタだけでなく、『逆転裁判』実況のように、長尺でじっくり専門性を発揮できる場で強さを発揮している。
次に、法教育的な価値がある。法律を「難しいもの」としてではなく、「ツッコミ可能な日常のルール」として見せることで、若年層や非専門家にも届きやすい。
さらに、賞レースでも結果を残している。R-1決勝、ABCお笑いグランプリ準優勝・ファイナリスト、ワタナベお笑いNo.1準優勝、M-1ユニットでの準々決勝進出など、肩書き頼みではなく、ネタ評価でも実績を積んでいる。
お笑い史・現在のシーンでの意味
こたけ正義感の重要性は、専門職芸人のアップデートにある。
従来の「高学歴芸人」「資格持ち芸人」は、プロフィール上の個性として扱われることが多かった。一方で、こたけ正義感は、資格を単なる肩書きではなく、ネタ作り・YouTube企画・ラジオ・ライブ・ドラマ出演にまで横断的に使っている。
特に、弁護士という「正しさ」「論理」「制度」を扱う職能を、お笑いの「ズレ」「屁理屈」「不条理」に接続している点が強い。これは、令和以降のYouTube・Podcast・賞レース・ライブシーンが交差する時代において、かなり独自のポジションである。
まとめ
こたけ正義感は、現役弁護士でありながら、R-1決勝進出、ABCお笑いグランプリ準優勝、YouTubeでの『逆転裁判』実況のヒット、ABCラジオ番組、スタンダップ「弁論」などを通じて、法律とお笑いを最も高密度に接続している芸人の一人である。
「法律をわかりやすく説明する人」ではなく、法律の硬さ・理屈っぽさ・正しさそのものを笑いの素材に変えている点が本質。今後も、賞レース、YouTube、法教育、社会問題を扱うスタンダップ、ドラマ・メディア出演の各方面で展開が続く可能性が高い。
関連項目
- ワタナベエンターテインメント
- ワタナベコメディスクール
- R-1グランプリ
- M-1グランプリ
- ABCお笑いグランプリ
- サツマカワRPG
- 木下隆行
- 逆転裁判
- Gパンパンダ
脚注
- ↑ こたけ正義感 公式プロフィール, ワタナベエンターテインメント, 参照日: 2026-05-06.
- ↑ こたけ正義感 氏 インタビュー|学生の成長, 大学生協連, 参照日: 2026-05-06.
- ↑ 3.0 3.1 3.2 3.3 3.4 3.5 3.6 3.7 3.8 こたけ正義感さん 関弁連がゆく, 関東弁護士会連合会, 参照日: 2026-05-06.
- ↑ こたけ正義感のプロフィール, お笑いナタリー, 参照日: 2026-05-06.
- ↑ R-1グランプリ2023 復活ステージ 出場者一覧, R-1グランプリ公式サイト, 参照日: 2026-05-06.
- ↑ 6.0 6.1 こたけ正義感 プロフィール, 漫才協会, 参照日: 2026-05-06.
- ↑ 第44回ABCお笑いグランプリ, 朝日放送テレビ, 参照日: 2026-05-06.
- ↑ 8.0 8.1 頭虚偽罪 コンビ情報, M-1グランプリ 公式サイト, 参照日: 2026-05-06.
- ↑ はじまりの歌 コンビ情報(M-1公式コンビ検索), M-1グランプリ 公式サイト, 参照日: 2026-05-06.
- ↑ こたけ正義感のギルティーチャンネル, YouTube, 参照日: 2026-05-06.
- ↑ こたけ正義感 逆転裁判実況(要追加確認), KAI-YOU, 参照日: 2026-05-06.
- ↑ 逆転裁判456 王泥喜セレクション こたけ正義感実況配信(要追加確認), カプコン, 参照日: 2026-05-06.
- ↑ こたけ正義感の聞けば無罪, ABCラジオ(朝日放送), 参照日: 2026-05-06.
- ↑ こたけ正義感の聞けば無罪(毎週日曜22:00〜23:00), radiko, 参照日: 2026-05-06.
- ↑ こたけ正義感「弁論」 いのちのとりで裁判と生活保護, 大阪弁護士会, 参照日: 2026-05-06.
- ↑ ESCAPE それは誘拐のはずだった ゲスト・こたけ正義感(八神製薬顧問弁護士役), 日本テレビ, 参照日: 2026-05-06.