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田津原理音

提供: owarai.wiki
田津原理音
ふりがなたづはら りおん
生年月日1993年5月25日(32歳)
出身地奈良県橿原市曽我町
所属吉本興業
担当ピン芸人

概要

田津原理音(たづはら・りおん、1993年5月25日 - )は、吉本興業所属のピン芸人。奈良県橿原市曽我町出身。NSC35期出身で、2023年に『R-1グランプリ2023』で優勝したことで全国的に知られるようになった。

公式プロフィールでは、趣味に写真撮影、写真鑑賞、古着屋巡り、DIY、ドライフラワー作りなど、特技に写真撮影、ポスターデザイン、レタリング、イラスト、ペン回しが挙げられている。大阪市24区住みます芸人として生野区を担当している。

基本プロフィール

項目 内容
芸名 田津原理音
読み たづはら りおん
生年月日 1993年5月25日
出身地 奈良県橿原市曽我町
身長・体重 175cm・77kg
血液型 B型
所属 吉本興業
出身 NSC35期
主な肩書き ピン芸人、R-1グランプリ2023王者
備考 大阪市24区住みます芸人・生野区担当

吉本興業の公式プロフィールでは、2019年度「第40回ABCお笑いグランプリ」決勝進出、2021年度「ネモフィラ祭り2021 Instagramフォトコンテスト」グランプリ、2023年「R-1グランプリ」優勝が経歴・受賞歴として掲載されている。

経歴

生い立ち・芸人志望のきっかけ

田津原理音は、もともと漫画家志望だったが、中学2年生のときに『M-1グランプリ』でNON STYLEが優勝した姿を見て、お笑い芸人を志すようになった。中学生のころから相方がいない状態で漫才のネタを書いていたという。高校2年生の文化祭で初めて人前で漫才を披露し、当初はコンビでの漫才志向が強かった。

NSC入学・ピン転向

その後、NSCに入学。NSC2年目ごろにピン芸人となり、『R-1グランプリ』を見て「一人でここまで笑わせられるのか」と衝撃を受け、ピン芸を極めようと考えるようになった。

R-1グランプリ2023優勝

最大の転機は、2023年3月4日開催の『R-1グランプリ2023』優勝である。R-1公式の大会アーカイブでも、2023年大会の優勝者として田津原理音が記録されている。

決勝では、ファーストステージで470点を獲得して1位通過。コットン・きょんとのファイナルステージでは、審査員票3票を獲得して優勝した。FANY Magazineによれば、同大会は3537人がエントリーし、田津原は決勝初進出で王者となった。

芸風・ネタの特徴

田津原理音の代表的な芸風は、自作のカードを使ったフリップ芸/カード開封ネタである。フリップ芸の形式をベースにしながら、実際のトレーディングカードゲームのようなカードを自作し、それをカメラで拡大してモニターに映しながら進行する。イラスト、デザイン、写真、カメラ操作といった本人の特技がネタの構造に組み込まれている点が特徴。

このカードネタは、もともとは巨大なカードパック風のフリップを開ける形式だったが、ビスケットブラザーズ・原田泰雅から「本物のカードを作った方がいいのでは」と助言されたことが発展のきっかけになった。田津原は、趣味のカメラ、Photoshop、イラスト制作の技能を組み合わせ、「これ作れるな」と判断して現在の形に近づけたという。

カードネタの意義

田津原自身は、R-1優勝ネタについて「ピンネタだけど、1人で作ったネタじゃない」と語っている。ビスケットブラザーズニッポンの社長、真輝志ら、よしもと漫才劇場の芸人たちから多くの助言を受けたことを明かしており、劇場の若手芸人コミュニティの中で磨かれたネタだったことがわかる。

また、本人はカードネタを始めてから、ネタ終わりに先輩・同期・後輩が集まり、具体的な改善案を出してくれるようになったと語っている。それまでのフリップネタでは観客にはウケていても「袖ウケ」があまりなかったが、カードネタによって周囲の芸人からの反応が大きく変わったという。

人物・特徴

田津原理音は、写真・デザイン・イラストへの関心が強い芸人としても知られる。公式プロフィールでも写真撮影、ポスターデザイン、レタリング、イラストが特技として挙げられており、R-1で披露したカードネタも、単なる小道具ではなく、本人の視覚表現の能力をお笑いに転用したものといえる。

一方で、R-1優勝会見では「大阪で『銀河イチ、平場が弱い』って言われている」と自虐的に語り、ネタ以外のトーク力への不安も笑いに変えていた。優勝直後には、R-1に夢があると思ってもらえるよう頑張りたいとも述べている。

お笑い史上の位置づけ

田津原理音のR-1優勝は、フリップ芸の系譜においても特徴的である。従来のフリップ芸は「紙をめくる」「絵や文字でボケる」形式が中心だったが、田津原はそこにカードゲーム、開封動画、カメラ投影、グラフィックデザインの要素を持ち込み、視覚的なギミックを現代的に拡張した。

特に、YouTubeやSNSで一般化した「カード開封」「コレクション」「レアリティ」の感覚を舞台のピンネタに変換した点で、2020年代的なフリップ芸の進化形と見なせる。写真・イラスト・デザインを趣味や特技として持つ芸人が、それをネタの形式そのものに組み込んで成功した例でもある。

関連人物

人物・組 関係
ビスケットブラザーズ・原田泰雅 カードネタ発展のきっかけとなる助言をした人物
ニッポンの社長 ネタ作りに助言を与えた芸人として本人が言及
真輝志 ネタを見て助言した後輩芸人として本人が言及
ゆりやんレトリィバァ NSC35期の同期、奈良県出身芸人としても関連
濱田祐太郎 NSC35期の同期、R-1王者でもある

賞レース・受賞歴

まとめ

田津原理音は、単なるフリップ芸人というより、イラスト・デザイン・写真・カメラ操作を統合して、ピン芸の見せ方を更新した芸人といえる。R-1グランプリ2023での優勝は、本人の技術と劇場コミュニティからの助言が結びついた成果であり、カード開封ネタは2020年代の視覚文化をお笑いに取り込んだ代表例として位置づけられる。

関連項目

脚注


外部リンク