西新宿ナルゲキ
| 西新宿ナルゲキ | |
|---|---|
| 種別 | お笑い劇場 |
| 所在地 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿7-21-20 関東交通共済協同組合ビルB2F[1] |
| 開館 | 2021年4月 |
| 運営 | K-PRO |
| 収容人数 | 148席 |
| 主な用途 | お笑いライブ、演芸、企画公演、配信公演 |
| 公式サイト | https://kpro-web.com/ |
概要
西新宿ナルゲキ(にししんじゅくナルゲキ)は、東京都新宿区西新宿にあるお笑い劇場である[2]。お笑いライブ制作会社K-PROが運営する常設拠点で、2021年4月に開場した。所在地は東京都新宿区西新宿7-21-20 関東交通共済協同組合ビル地下2階[3]。
K-PROが関東交通共済協同組合ビル地下のホールを借り上げ、改称する形で開設したお笑い専門劇場である。前身は関交協・ハーモニックホールで、ステージ寸法10m×3.5m、客席数148席、音響装置や140インチ大型プロジェクターを備える多目的ホールとして使用されていた[4]。
K-PROにとっては初の本格的な自社拠点劇場であり、若手芸人のネタライブ、バトルライブ、企画ライブ、昼寄席、単独ライブ、配信付き公演などが行われている[5]。
名称の由来
「ナルゲキ」という名称には複数の意味が込められている。K-PRO代表の児島気奈は開場前のnoteで、「ナル」は「鳴」と「成」を表していると説明している。前身の「ハーモニックホール」が音楽の鳴り響く場所であったことを踏まえ「笑いが鳴り響く劇場」という意味での「鳴」、若手芸人が日々切磋琢磨し「成り上がる場所」にしたいという意味での「成」が込められている。さらに、劇場近くにある成子坂下の成子天神社にも由来し、「成子坂近くにある劇場」という意味も含まれるとされる[6]。
沿革
開場の経緯
K-PROは2004年に児島気奈が立ち上げたお笑いライブ制作会社で、開場前から新宿近辺の小劇場を中心に多数のライブを主催していた。販促会議の記事によれば、近年は年間約1000本のライブを開催していたが、コロナ禍で公演中止が相次ぎ、配信ライブを始めたことで、撮影機材を各会場へ移動する負担が大きくなった。その中で、専用劇場を構える構想が現実化したと説明されている[5]。
児島は、専用劇場を持つことで「お笑いライブに付きまとうアングラな感じ」を脱し、ライブの価値を高めたいという思いもあったと語っている[5]。
こけら落とし(2021年4月)
西新宿ナルゲキは2021年4月にオープンした。児島気奈のnoteでは、2021年4月1日から4月4日まで、こけら落とし公演を計6回開催すると告知されている。また、4月6日から4月9日までは、芸人が呼びたい芸人を選ぶ形式の「俺達のこけら落とし」も予定されていた[6]。
お笑いナタリーは、2021年4月にK-PROの新劇場が始動し、三四郎らが参加したこけら落とし公演の様子を報じている[7]。
周年企画
2023年には「ナルゲキ2周年記念ライブ」が開催され、ザ・マミィ、Aマッソら多数の芸人が出演する2日間の記念公演として報じられている[8]。
お笑いにおける位置づけ
西新宿ナルゲキは、2020年代の東京若手お笑いシーンにおいて、重要な「実戦の場」となっている。若手芸人にとっては、ネタを試す場、賞レース前に調整する場、観客投票で評価される場、先輩・他事務所芸人と同じ舞台に立つ場として機能している。
新宿観光振興協会の劇場紹介では、西新宿ナルゲキは「年間1000本以上のライブを主催しているK-PROが運営するお笑い専門劇場」とされ、各プロダクションから若手芸人が日々ネタを磨く場と紹介されている[9]。
特に重要なのは、吉本興業の常設劇場や各芸能事務所の主催ライブとは異なり、事務所横断型のライブシーンを形成している点である。K-PROの主催ライブには、マセキ芸能社、プロダクション人力舎、太田プロ、ワタナベエンターテインメント、グレープカンパニー、サンミュージック、タイタン、フリー、学生お笑い出身者など、さまざまな系譜の芸人が出演してきた。販促会議の記事では、K-PRO主催ライブでバイきんぐ、三四郎、ハナコなどが若手時代から競い合ってきたこと、現在も彼らがナルゲキに出演していることが紹介されている[5]。
主な出演者・関係者
運営
主な常連出演者
販促会議の記事では、K-PRO主催ライブで若手時代から競い合ってきたバイきんぐ、三四郎、ハナコらが、現在もナルゲキに出演していることが紹介されている[5]。2周年記念ライブにはザ・マミィ、Aマッソら多数の芸人が出演した[8]。
主なライブ・企画
ナルゲキ昼寄席
開場当初から、ナルゲキでは昼の時間帯に「ナルゲキ昼寄席」が行われる構想が示されていた。児島気奈は、普段ライブに出演しない各メディアで活躍中の芸人も連日出演し、会社員の休憩時間、学生、東京観光客などが気軽に立ち寄れる劇場にしたいと説明している[6]。
若武者
若武者は、K-PROの代表的な若手バトルライブの一つ。K-PRO公式ページでは「次世代のお笑い界を背負って立つメンバーによる超真剣ネタバトル」「数あるK-PROのバトルライブの中で最も熱く、最もシビアなライブ」と説明されている。観客採点で順位を決め、優勝者にはK-PRO主催ライブ出演権が与えられ、下位はエンディング出演不可・次回出演不可となるルールが設定されている[10]。
2021年10月開催の「若武者第百二十陣」でも会場は西新宿ナルゲキとされ、出演者にはゼンモンキー、青色1号、竹内ズ、十九人、金の国、ぎょねこ、ラパルフェ、サルベースなどが掲載されていた[11]。
いぶき
いぶきは、新人若手育成バトルライブとして開催されている。K-PRO公式ページでは「お笑い界のニューカマーに焦点をあてたバトルライブ」とされ、上位者は「若武者」への出演権を獲得する仕組みになっている[12]。
トッパレ
トッパレは、K-PROのメインバトルライブの一つ。公式ページでは「世代を越えて集結したライブシーンを彩る豪華メンバーが、最強の座を賭けて戦います」と説明されており、観客採点制で順位を決め、チャンピオンには賞金、2位・3位にはQUOカードが贈られる[13]。
関連するムーブメント・世代
新宿はシアターモリエール、新宿バティオス、新宿Fu-、ハイジアV-1など小劇場・お笑いライブ会場が集まる地域であり、西新宿ナルゲキはその流れの中で2020年代以降の中心拠点の一つになった。
K-PRO主催ライブを通じて頭角を現した世代として、バイきんぐ、三四郎、ハナコなどが挙げられ、これらの芸人はキングオブコント・M-1グランプリ等の賞レースでも実績を残している[5]。
ナルゲキ開場後の世代では、若武者・いぶき・トッパレといったバトルライブを経て賞レース準決勝・決勝へ進む若手も多く、東京若手お笑いシーンにおける登竜門としての性格を強めている。
アクセス・施設情報
客席・設備
前身の関交協・ハーモニックホールとしての仕様では、ステージ10m×3.5m、客席148席、音響装置・140インチ大型プロジェクターなどを備えるホールとして案内されていた[4]。
アクセス
K-PRO公式の案内では、丸ノ内線西新宿駅からは出口1を出て、スギ薬局・タリーズコーヒー方面へ進み、Can Doの看板の間を左に曲がるルートが紹介されており、所要時間は約5分とされている。JR・小田急線・京王線新宿駅からは西改札方面から歩くルートが紹介され、所要時間は約9分とされている[14]。
チケットぴあの会場情報では、東京メトロ丸ノ内線西新宿駅1番出口から徒歩3分、都営大江戸線新宿西口駅から徒歩8分、JR山手線新宿駅西口から徒歩10分と案内されている[3]。
| 路線・駅 | 所要時間 |
|---|---|
| 東京メトロ丸ノ内線 西新宿駅 1番出口 | 徒歩3〜5分 |
| 都営大江戸線 新宿西口駅 | 徒歩8分 |
| JR・小田急線・京王線 新宿駅 西口 | 徒歩9〜10分 |
閉館・移転・再編
2026年5月時点で、閉館・移転の発表はない。
関連項目
脚注
- ↑ K-PRO公式 ナルゲキ案内(公式情報・最終確認 2026年5月)
- ↑ 西新宿ナルゲキ, K-PRO, 参照日: 2026-05-05.
- ↑ 3.0 3.1 西新宿ナルゲキ - イベント会場, チケットぴあ, 参照日: 2026-05-05.
- ↑ 4.0 4.1 関交協・ハーモニックホールのご案内, 関東交通共済協同組合, 参照日: 2026-05-05.
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 若手から人気芸人までが出演 専用劇場開場し、新規客も開拓, 販促会議, 参照日: 2026-05-05.
- ↑ 6.0 6.1 6.2 6.3 K-PROこじまナルゲキ、宜しくお願い致します。, note, 参照日: 2026-05-05.
- ↑ K-PRO新劇場が始動!三四郎ら参加のこけら落とし公演で“初”, お笑いナタリー, 参照日: 2026-05-05.
- ↑ 8.0 8.1 「ナルゲキ2周年記念ライブ」明日から2日間、ザ・マミィ、Aマッソ, お笑いナタリー, 参照日: 2026-05-05.
- ↑ 新宿でお笑いを観よう!新宿お笑い劇場特集, 一般社団法人新宿観光振興協会, 参照日: 2026-05-05.
- ↑ バトルライブ『若武者第百六十六陣』, K-PRO, 参照日: 2026-05-05.
- ↑ 若武者第百二十陣, K-PRO, 参照日: 2026-05-05.
- ↑ バトルライブ『いぶき#136』, K-PRO, 参照日: 2026-05-05.
- ↑ バトルライブ『トッパレ(A)#250』, K-PRO, 参照日: 2026-05-05.
- ↑ ナルゲキへの道、案内します!, K-PRO, 参照日: 2026-05-05.