Aマッソ
| Aマッソ | |
|---|---|
| メンバー | 加納、むらきゃみ |
| 結成年 | 2010年4月1日 |
| 言語 | 日本語 |
| 国籍 | 日本 |
| 種別 | お笑いコンビ |
| 所属事務所 | ワタナベエンターテインメント |
| 芸種 | 漫才 |
| 主な受賞歴 | 女芸人No.1決定戦 THE W 2021・2022 ファイナリスト |
| 公式サイト | https://www.watanabepro.co.jp/mypage/4000073/ |
概要
Aマッソ(エーマッソ)は、加納とむらきゃみによる日本のお笑いコンビ。所属事務所はワタナベエンターテインメント。M-1グランプリ公式サイトでは結成年を2010年4月1日、所属を「プロ(ワタナベエンターテインメント)」としている[1]。
漫才・コント・映像企画・YouTube・ラジオ・文筆などを横断する活動で知られ、特に加納の鋭い言語感覚、むらきゃみの奔放なキャラクター、女性コンビでありながら「女性芸人」的な枠に回収されにくい作風が特徴とされる。ワタナベ公式プロフィールでも「AマッソのMBSヤングタウン」などのレギュラー、加納の著書、YouTube等が案内されている[2]。
メンバー
加納
加納(かのう)は、1989年2月21日生まれ、大阪府出身。ワタナベ公式プロフィールでは、同志社大学中退、身長155cm、趣味は読書・運動とされる[2]。
Aマッソでは主にネタ作り・ツッコミ側を担う存在として知られ、近年は文筆家・脚本家としての活動も拡大している。筑摩書房の著者プロフィールでは、2010年にAマッソを結成し、ラジオ『AマッソのMBSヤングタウン』に出演、ドラマ脚本、YouTube、著書『イルカも泳ぐわい。』『これはちゃうか』『行儀は悪いが天気は良い』『かわいないで』などが紹介されている[3]。
むらきゃみ
むらきゃみは、1988年6月16日生まれ、大阪府出身。ワタナベ公式プロフィールでは、阪南大学卒業、身長155cm、趣味は飲酒・運動とされる[2]。
もともとは「村上」名義で活動していたが、2024年2月21日にYouTubeで「むらきゃみ」への改名を発表した。報道によれば、加納の誕生日にあたる同日に、コンビのYouTubeチャンネル上で改名が公表された[4]。
経歴
結成以前
2人はいずれも大阪府出身。公式プロフィール上では、加納は同志社大学中退、むらきゃみは阪南大学卒業とされる[2]。Aマッソは大阪発の同世代コンビとして結成され、のちに東京のライブシーン・テレビ・ラジオ・YouTubeへ活動範囲を広げた。
結成
M-1グランプリ公式サイトでは、Aマッソの結成年を2010年4月1日としている[1]。当初は松竹芸能系のキャリアを経て、のちにワタナベエンターテインメント所属となったとされる。現在の公式プロフィールはワタナベエンターテインメントに掲載されている[2]。
初期活動
初期からライブシーンで評価を集め、漫才・コントの両方を行うコンビとして活動。テレビ出演では『笑けずり』『お願い!ランキング』『じわじわチャップリン』『前略、西東さん』『本能Z』などへの出演歴が公式プロフィールに記載されている[2]。
転機
大きな転機の一つは、賞レースでの躍進である。キングオブコント2017では準決勝進出者38組にAマッソの名前が掲載されている[5]。
また、女芸人No.1決定戦 THE Wでは2021年に決勝へ進出し、最終決戦まで残った。日本テレビ公式のTHE W 2021関連ページでは、Aマッソがファイナリストとして掲載されている[6]。
2022年にもTHE Wファイナリストとなり、ワタナベ公式プロフィールでも「NTV『女芸人No.1決定戦 THE W』2022年ファイナリスト」と明記されている[2]。
現在の活動
Aマッソは、舞台・テレビ・ラジオ・YouTube・配信を並行して展開している。
ワタナベ公式プロフィールでは、レギュラー番組として『AマッソのMBSヤングタウン』が掲載されており、Radiotalkで毎週火曜20時ごろに収録を生配信、MBSラジオでは毎週木曜22:00〜23:30に放送と案内されている[2]。
YouTubeでは「Aマッソ公式チャンネル」を運営しており、チャンネル説明でもワタナベエンターテインメント所属の加納とむらきゃみによるコンビであることが示されている[7]。
芸風・特徴
Aマッソの芸風は、一般的な「女性コンビ」「女芸人」という枠組みよりも、言葉のズレ、視点の飛躍、倫理や常識の境界を突く会話、シュールな設定、映像的な構成に特徴がある。
漫才では、加納のツッコミや言葉の切り返しが強く印象に残る一方、むらきゃみは自由度の高いボケや身体性、ふてぶてしさ、妙な説得力を出す役割を担う。コントでは、現実の会話にありそうな空気から不条理へずらしていく構成も多い。
また、ライブでは漫才・コントに加えて映像や企画性を取り入れる傾向がある。2024年の単独ライブ『縦』について、ワタナベ公式ページは「漫才・コント・映像など様々な形でお笑いを表現する単独ライブ」と説明している[8]。
主な活動
ライブ
Aマッソはライブ活動を重視するコンビであり、単独ライブも継続的に開催している。2024年の単独ライブ『縦』は、東京・名古屋・大阪・福岡を巡る4都市ツアーとして実施され、公式ページでは結成15周年を迎えるAマッソの過去最大規模のツアーと紹介された[8]。
テレビ
公式プロフィールには、『女芸人No.1決定戦 THE W』2022年ファイナリストのほか、『笑けずり』『お願い!ランキング』『爆笑ドラゴン』『じわじわチャップリン』『前略、西東さん』『本能Z』などの出演歴が掲載されている[2]。
加納単独では、テレビ朝日系『トゲトゲTV』関連の出演、テレビ東京系『正解の無いクイズ』など、言葉・発想力を活かす番組での活躍も目立つ。
ラジオ・Podcast
代表的なラジオ番組は『AマッソのMBSヤングタウン』。ワタナベ公式プロフィールでは、Radiotalkでの収録生配信とMBSラジオでの毎週木曜放送が案内されている[2]。
Aマッソのラジオは、ネタの言語感覚とは別に、2人の関係性・雑談力・リスナーとの距離感が出る場として重要である。
YouTube・配信
YouTubeではAマッソ公式チャンネルを展開。ネタ動画、企画動画、トーク、芸人仲間との企画などを配信している。YouTube検索結果上でも、チャンネル説明に「ワタナベエンターテインメント所属、加納とむらきゃみのコンビ・Aマッソ」と表示されている[7]。
さらに加納個人のYouTubeチャンネル「Aマッソ加納のキウイチャンネル」も展開されており、筑摩書房の著者プロフィールでもAマッソ公式チャンネルと並んで紹介されている[3]。
加納の文筆活動
Aマッソを語るうえで、加納の文筆活動は非常に重要である。
主な著書には以下がある。
| 書名 | 種別・出版社 |
|---|---|
| 『イルカも泳ぐわい。』 | エッセイ、筑摩書房/ちくま文庫 |
| 『これはちゃうか』 | 小説集、河出書房新社 |
| 『行儀は悪いが天気は良い』 | エッセイ等、新潮社 |
| 『かわいないで』 | 文藝春秋 |
筑摩書房の著者プロフィールでは、加納について「2010年にお笑いコンビ『Aマッソ』を結成」と説明し、ラジオ出演、ドラマ脚本、複数の著書、YouTube活動までを紹介している[3]。
河出書房新社のリリースでは、『これはちゃうか』について、文芸誌『文藝』掲載作品4篇に書き下ろし2篇を加えた全6篇の短編小説集と説明されている[9]。
賞レース・受賞歴
M-1グランプリ
M-1公式サイトのコンビ情報では、Aマッソの結成年を2010年4月1日、メンバーを村上/加納、所属をワタナベエンターテインメントとしている[1]。M-1では準決勝・準々決勝などで話題を集めたが、決勝進出経験は確認できない。
キングオブコント
キングオブコント2017では準決勝進出。公式アーカイブの準決勝進出者一覧にAマッソの名前が掲載されている[5]。
女芸人No.1決定戦 THE W
THE W 2021では決勝へ進出し、最終決戦まで残った。日本テレビ公式ページでもファイナリストとして確認できる[6]。THE W 2022でもファイナリストとなり、ワタナベ公式プロフィールに明記されている[2]。
関連人物・ユニット
Aマッソの周辺には、ライブシーン、ラジオ、YouTube、賞レースを通じて多くの芸人が接続している。特に関連が深い文脈としては、以下がある。
| 人物・組 | 関係性 |
|---|---|
| ヒコロヒー | 同世代・同時期に注目された女性芸人文脈。加納の同期として紹介されることも多い |
| オダウエダ | THE W 2021最終決戦で争った組 |
| 天才ピアニスト | THE W 2021最終決戦で争った組 |
| ラランド、蛙亭、ヨネダ2000など | 2010年代後半以降の女性芸人・男女混成コンビ再評価の文脈で並べられやすい |
| トゲトゲTV周辺 | 加納のテレビ出演・企画力評価と接続 |
エピソード・論点
村上から「むらきゃみ」へ改名
2024年2月21日、AマッソのYouTubeチャンネルで、村上が「むらきゃみ」へ改名したことを発表した。報道では、加納の誕生日にあたる日に改名発表が行われたこと、加納が「漢字を奪った」というように冗談めかして説明したことが紹介されている[4]。
2019年の不適切発言をめぐる問題
2019年、Aマッソはライブ中の発言をめぐって批判を受け、所属事務所が謝罪した。J-CASTニュースによれば、ワタナベエンターテインメントは2019年9月24日、Aマッソがライブ中に「特定の方のお名前を挙げて、ダイバーシティについて配慮を欠く発言」を行ったとして謝罪した[10]。
この件は、Aマッソの評価を語る際に避けて通れない論点である。コンビの鋭さや攻撃性、既存の価値観をずらす作風は魅力でもある一方、差別や属性に関わる題材を扱う際の倫理的な問題も浮き彫りにした。以後の活動では、加納の文筆やラジオ、舞台表現を含め、言葉への意識がより強く問われる存在になったともいえる。
評価
Aマッソは、単に「女性コンビ」としてではなく、言語感覚・企画性・ライブ性・メディア横断性を持つコンビとして評価されている。
特に加納は、お笑い芸人でありながら文芸・エッセイ・脚本の領域でも活動し、芸人の「書く力」を象徴する存在の一人になっている。一方、むらきゃみは、加納の言葉の鋭さを受け止めながら、場を崩すような身体性や天然性、独特の間でコンビの空気を作る。
Aマッソの面白さは、綺麗に説明しきれない違和感にある。漫才としては荒々しく、コントとしては不条理で、YouTubeではくだらなく、ラジオでは親密で、文章では文学的でもある。その多面性こそが、2010年代後半以降の若手・中堅お笑いシーンにおけるAマッソの独自性である。
関連項目
- ワタナベエンターテインメント
- 加納愛子
- むらきゃみ
- 女芸人No.1決定戦 THE W
- M-1グランプリ
- キングオブコント
- AマッソのMBSヤングタウン
- Aマッソ公式チャンネル
- トゲトゲTV
- 2010年代のお笑い
- 女性芸人
- ライブシーン
- 芸人の文筆活動
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 Aマッソ コンビ情報, M-1グランプリ 公式サイト, 参照日: 2026-05-05.
- ↑ 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 Aマッソ, ワタナベエンターテインメント, 参照日: 2026-05-05.
- ↑ 3.0 3.1 3.2 加納愛子 イルカも泳ぐわい。, 筑摩書房, 参照日: 2026-05-05.
- ↑ 4.0 4.1 (2024-02-21)Aマッソ村上が「むらきゃみ」に改名 相方・加納の誕生日に発表, スポニチ Sponichi Annex, 参照日: 2026-05-05.
- ↑ 5.0 5.1 キングオブコント2017, TBS, 参照日: 2026-05-05.
- ↑ 6.0 6.1 女芸人No.1決定戦 THE W 2021 決勝進出者決定!, 日本テレビ, 参照日: 2026-05-05.
- ↑ 7.0 7.1 Aマッソ公式チャンネル, YouTube, 参照日: 2026-05-05.
- ↑ 8.0 8.1 Aマッソ単独ライブ『縦』, ワタナベエンターテインメント, 参照日: 2026-05-05.
- ↑ Aマッソ加納、初の小説集『これはちゃうか』11月23日発売決定!, PR TIMES(河出書房新社), 参照日: 2026-05-05.
- ↑ (2019-09-24)注目芸人が「ダイバーシティへ配慮欠く発言」と事務所謝罪, J-CASTニュース, 参照日: 2026-05-05.