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キングオブコント

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キングオブコント
名称 キングオブコント
開始年 2008年
主催 TBSテレビ・キングオブコント事務局
放送局 TBS系列
対象 コント
形式 予選・準決勝・決勝
公式サイト https://king-of-conte.com/

キングオブコント(KING OF CONTE、きんぐおぶこんと)は、TBSテレビ・キングオブコント事務局が主催する、コントを対象とした全国規模の賞レース・コンテストである[1]。2008年に開始され、毎年TBS系列で決勝が生放送されている。漫才のM-1グランプリ、ピン芸のR-1グランプリなどと並び、テレビ時代以降の日本のお笑い賞レースを代表する大会の一つである。

大会の基本的な目的は「コント日本一」を決めることであり、公式サイトでは2025年時点の大会内容を「優勝賞金1000万を目指して、次世代のコント師たちが繰り広げるコント格闘技、頂上決戦」と説明している[1]。審査基準は「とにかくおもしろいコント芸」とされ、プロ・アマや芸歴を問わず、2人以上のユニットであれば出場できる[2]。

開催概要

キングオブコントは、予選を勝ち抜いたコント師が決勝に進出し、テレビ生放送の場で王者を決定する形式の賞レースである。2025年大会の公式情報では、主催・運営は「キングオブコント2025事務局、TBS」、後援は北海道放送、CBCテレビ、MBS、中国放送、RKB毎日放送とされている[1]。

決勝はTBS系列で放送され、2020年代以降はTBSの大型お笑い特番『お笑いの日』内、または同時期の大型生放送枠と連動して扱われることが多い。大会名には協賛社名が冠される年もあり、2024年は「カーネクスト presents キングオブコント2024」、2025年は「求人ボックス presents キングオブコント2025」として実施された[3][4]。

出場資格

2025年大会時点の応募資格は、以下の通りである[2]。

  • プロ・アマ、所属会社の有無は問わない。
  • 芸歴の制限はない。
  • 2人以上のユニットに限られ、1名、すなわちピンでの出場は不可。
  • 即席ユニットでの出場が可能。
  • 同一人物が複数のユニットでエントリーする併願エントリーは不可。

即席ユニットについては、「ピン芸人同士」「ピン芸人とコンビ内の1名」「コンビとトリオ」などの組み合わせも可能とされる[2]。このため、既存のコンビ・トリオだけでなく、大会に向けた限定ユニットや、普段は別々に活動している芸人同士のユニットも参加できる。

大会方式

2025年大会の競技方法では、ネタ尺は1回戦が2分、2回戦が3分、準々決勝・準決勝・決勝が5分とされている[1]。また、過去の準決勝進出者は1回戦が免除され2回戦から、過去の決勝進出者は2回戦が免除され準々決勝から出場できるシード制度が設けられている[1]。

ただし、即席ユニットで出場する場合は、原則として既存コンビでの過去成績は反映されず、1回戦からの出場となる。一方、前大会と同様の即席ユニットで出場する場合には、その即席ユニットとしての成績に応じたシード権が適用される[1]。

2025年大会では、決勝戦は予選を勝ち抜いた10組が進出予定とされ、公式スケジュールでは7月の1回戦、8月の2回戦・準々決勝、9月の準決勝、10月の決勝という流れで実施された[5]。

主な賞・副賞

優勝者には、賞金1000万円が贈られる[1]。大会の優勝者は、その年の「キング」または「○代目キング」として扱われ、2025年大会ではロングコートダディが「18代目キング」として発表された[4]。

優勝後は、テレビ番組・配信番組・ライブ・営業・雑誌取材・賞レース関連企画などへの出演機会が増えることも多く、若手・中堅コント師にとって全国的な知名度を獲得する大きな契機となっている。

沿革

創設期

キングオブコントは2008年に開始された。初回大会ではバッファロー吾郎が初代王者となった[6]。2008年公式サイトには「コントでつかめ!!1000万。」というコピーが掲げられており、初回から優勝賞金1000万円を前面に出した大会として展開された[6]。

第1回大会の決勝には、バッファロー吾郎、バナナマン、ロバート、チョコレートプラネット、ザ・ギース、天竺鼠、TKO、2700などが出場した[6]。初期のキングオブコントは、すでに実績を持つ中堅コンビと、のちにテレビ・劇場で存在感を増す若手コント師が同じ舞台で競う賞レースとして始まった。

2009年から2014年

2009年には東京03、2010年にはキングオブコメディ、2011年にはロバート、2012年にはバイきんぐ、2013年にはかもめんたる、2014年にはシソンヌが優勝した[7]。

この時期の大会は、劇場で評価されていたコント師が全国区の知名度を得る場として機能した。特に2012年のバイきんぐ、2014年のシソンヌなどは、優勝後にテレビ・ライブ双方で活動の幅を大きく広げ、キングオブコントがコント芸人のキャリアを押し上げる大会であることを印象づけた。

2015年以降

2015年以降は、コロコロチキチキペッパーズ、ライス、かまいたち、ハナコ、どぶろっく、ジャルジャル、空気階段、ビスケットブラザーズ、サルゴリラ、ラブレターズ、ロングコートダディが歴代王者となった[7]。

2021年大会では空気階段が優勝した。TBSの公式記事では、空気階段は2019年に初の決勝進出で9位、2020年に3位、2021年に優勝したと紹介されており、決勝1本目のネタ「火事」で当時の歴代最高得点を記録したと報じられている[8]。

2022年大会ではビスケットブラザーズが優勝した。日刊スポーツは、ビスケットブラザーズが歴代最高得点963点で優勝したと報じている[9]。

2023年大会ではサルゴリラが16代目キングとなった[10]。TBS公式記事では、2023年大会について、サルゴリラが合計964点を記録し、歴代最年長王者・歴代最高得点など記録づくしの大会となったと説明している[11]。

2024年大会ではラブレターズが17代目キングとなった[3]。同年は、長く審査員を務めていた松本人志が審査を担当せず、飯塚悟志、小峠英二、秋山竜次、山内健司、じろうによる「全員王者」の審査員体制となった[12]。

2025年大会では、史上最多となる3,449組がエントリーし、トム・ブラウン、ベルナルド、元祖いちごちゃん、レインボー、青色1号、しずる、ファイヤーサンダー、ロングコートダディ、うるとらブギーズ、や団の10組が決勝に進出した[13]。決勝ではロングコートダディが優勝し、18代目キングとなった[4]。

歴代受賞者

回 年 優勝者 備考
1 2008年 バッファロー吾郎 初代王者[6]
2 2009年 東京03
3 2010年 キングオブコメディ
4 2011年 ロバート
5 2012年 バイきんぐ
6 2013年 かもめんたる
7 2014年 シソンヌ
8 2015年 コロコロチキチキペッパーズ
9 2016年 ライス
10 2017年 かまいたち
11 2018年 ハナコ
12 2019年 どぶろっく
13 2020年 ジャルジャル
14 2021年 空気階段 当時の歴代最高得点を記録[8]
15 2022年 ビスケットブラザーズ 歴代最高得点963点で優勝と報道[9]
16 2023年 サルゴリラ 16代目キング[10]
17 2024年 ラブレターズ 17代目キング[3]
18 2025年 ロングコートダディ 18代目キング[4]

特徴

キングオブコントの特徴は、漫才ではなくコントに特化している点である。漫才賞レースではマイク前の掛け合いが中心となるのに対し、キングオブコントでは設定、衣装、小道具、身体表現、音響、演技力、場面転換、キャラクター造形など、舞台上での総合的なコント表現が評価の対象となる。

また、芸歴制限がないため、若手だけでなく中堅・ベテランも同じ土俵で競う。歴代王者には、東京03、ロバート、バイきんぐ、シソンヌ、かまいたち、ジャルジャル、空気階段など、テレビ・劇場・配信・単独ライブの各方面で影響力を持つコンビ・トリオが並んでいる。

即席ユニットの出場が認められていることも特徴の一つである[2]。この制度により、通常のコンビ・トリオ活動とは別に、賞レース限定の編成でコントを試すことが可能となっている。

審査員

決勝の審査員は年によって変化している。2024年大会では、松本人志が審査を担当せず、飯塚悟志、バイきんぐ小峠英二、ロバート秋山竜次、かまいたち山内健司、シソンヌじろうの5人が審査員を務めた[12]。2025年大会でも、飯塚、小峠、秋山、山内、じろうの5人が前年に引き続き審査を担当した[14]。

2024年以降の審査員はいずれもキングオブコントまたは同大会に深い関わりを持つコント師であり、「王者経験者・決勝経験者による審査」という性格が強まった。

関連企画

大会本編のほか、決勝進出者発表会見、公式YouTubeでの動画公開、関連ライブ、コラボカフェ、グッズ販売などが行われる年がある。2025年大会では、ファイナリスト発表会見、コラボカフェ、『キングオブコント2025LIVE』の開催が告知された[13]。

また、TBSラジオやTBS Podcastなどで王者・ファイナリストに関連する番組や企画が配信されることもあり、テレビ放送後の展開も大会の一部となっている。

脚注

  1. ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6 キングオブコント2025 大会概要・参加規定、キングオブコント公式サイト、参照。
  2. ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 キングオブコント2025 エントリー、キングオブコント公式サイト、参照。
  3. ↑ 3.0 3.1 3.2 「優勝」17代目キング決定!、キングオブコント2024公式サイト、2024年10月12日。
  4. ↑ 4.0 4.1 4.2 4.3 「優勝」18代目キング決定!、キングオブコント2025公式サイト、2025年10月11日。
  5. ↑ キングオブコント2025 大会日程・結果、キングオブコント公式サイト、参照。
  6. ↑ 6.0 6.1 6.2 6.3 キングオブコント2008公式サイト、キングオブコント公式アーカイブ、参照。
  7. ↑ 7.0 7.1 『キングオブコント』歴代優勝者一覧、ORICON NEWS、2025年10月14日更新。
  8. ↑ 8.0 8.1 歴代最高得点を叩き出した空気階段がキングオブコント第14代キングに!、TBS Topics、2021年10月4日。
  9. ↑ 9.0 9.1 ビスケットブラザーズ優勝!歴代最高得点963点/キングオブコント速報詳細、日刊スポーツ、2022年10月8日。
  10. ↑ 10.0 10.1 キングオブコント2023 16代目キング決定!、キングオブコント2023公式サイト、2023年10月21日。
  11. ↑ キングオブコント2024 エントリー受付開始、TBSテレビ、2024年5月16日。
  12. ↑ 12.0 12.1 『キングオブコント』松本人志は審査せず “全員王者”の審査員5人を発表、ORICON NEWS、2024年10月6日。
  13. ↑ 13.0 13.1 『キングオブコント2025』決勝進出10組が決定!、FANY Magazine、2025年9月11日。
  14. ↑ 「キングオブコント2025」決勝の審査員が明らかに、お笑いナタリー、2025年10月4日。

関連項目

外部リンク