プロダクション人力舎

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株式会社プロダクション人力舎
種別お笑い事務所
設立1977年
本社所在地東京都新宿区西新宿6丁目20番7号 コンシェリア西新宿TOWER'S WEST-2F[1]
関連会社株式会社人力舎(スクールJCA運営)、株式会社人力舎アネックス
公式サイトp-jinriki.com

概要

株式会社プロダクション人力舎は、東京都新宿区西新宿に本社を置く日本のお笑い芸能事務所である[2]。公式サイト上では、玉川善治が1977年に設立した「お笑い芸人専門の芸能事務所」と説明されている。所在地は「東京都新宿区西新宿6−20−7 コンシェリア西新宿TOWER'S WEST-2F」で、グループ会社として、養成所「スクールJCA」を運営する株式会社人力舎、舞台制作などを担う株式会社人力舎アネックスがある[3]

所属芸人には、オアシズアンジャッシュアンタッチャブル北陽ドランクドラゴンおぎやはぎ東京03ラバーガール岡野陽一真空ジェシカ吉住ザ・マミィなどが並ぶ。公式タレント一覧では、ベテランから若手まで多数の芸人・ユニットが掲載されており、テレビタレント、漫才師、コント師、ピン芸人、俳優活動を行う芸人まで幅広い[4]

人力舎の大きな特徴は、1992年開校の養成所スクールJCAを軸にした育成システムである。スクールJCAは公式に「関東地方初のお笑い養成学校」と説明され、発声・身体表現・構成力・文章力・トーク力・瞬発力などを学ぶカリキュラムを備えている[5]

会社情報

項目 内容
社名 株式会社プロダクション人力舎
英文表記 PRODUCTION JINRIKISHA INC.
所在地 東京都新宿区西新宿6−20−7 コンシェリア西新宿TOWER'S WEST-2F
設立 1977年
設立者 玉川善治
主な事業 お笑い芸人・タレントのマネジメント、ライブ制作、映像・配信・ファンクラブ関連、養成所運営など
グループ会社 株式会社人力舎、株式会社人力舎アネックス
養成所 スクールJCA

公式会社情報では、グループ会社として「株式会社人力舎(スクールJCA)」と「株式会社人力舎アネックス(舞台制作 他)」が明記されている[3]

沿革

1977年:設立

プロダクション人力舎は1977年、玉川善治によって設立された。公式ニュースなどでは「玉川善治が1977年設立したお笑い芸人専門の芸能事務所」と説明されている[6]

1990年代:若手芸人の台頭とスクールJCA開校

1992年、スクールJCAが開校した。公式サイトでは、JCAを「関東初のお笑い芸人養成スクール」としており、以後、アンジャッシュ、アンタッチャブル、東京03、ドランクドラゴン、ラバーガール、ザ・マミィ、吉住など、賞レースやテレビで活躍する芸人を多数輩出している[7]

2000年代:テレビバラエティと賞レースで存在感

2000年代には、アンタッチャブルが「M-1グランプリ2004」優勝、アンジャッシュが「爆笑オンエアバトル」第5代チャンピオン、東京03が「キングオブコント2009」優勝など、テレビ賞レースで大きな成果を上げた。スクールJCA公式の受賞歴ページでも、アンタッチャブルのM-1優勝、東京03のKOC優勝などが掲載されている[8]

2010年代:コント師・ピン芸人・演技派の拡張

2010年代には、キングオブコメディが「キングオブコント2010」優勝、ラバーガール・鬼ヶ島・巨匠などがキングオブコント決勝進出、岡野陽一がR-1やキングオブコントで存在感を示した。スクールJCA公式の受賞歴ページでは、キングオブコメディ、鬼ヶ島、ラバーガール、岡野陽一らの実績が整理されている[8]

2020年代:真空ジェシカ、吉住、ザ・マミィらの活躍

2020年代には、吉住が「女芸人No.1決定戦 THE W 2020」で優勝、ザ・マミィが「キングオブコント2021」準優勝、真空ジェシカが「M-1グランプリ2021・2022・2023・2024・2025」に連続で決勝進出した。真空ジェシカの公式プロフィールでは、2012年5月結成、M-1グランプリ2021〜2025決勝進出と明記されている[9][8]

所属芸人・タレント

現所属

ベテラン・中堅

芸人・ユニット 主な特徴・実績
オアシズ 光浦靖子・大久保佳代子による女性コンビ。テレビバラエティで長く活動。
アンジャッシュ 児嶋一哉・渡部建。すれ違いコントで知られる。
アンタッチャブル 山崎弘也・柴田英嗣。M-1グランプリ2004優勝。
北陽 虻川美穂子・伊藤さおり。テレビバラエティで活躍。
ドランクドラゴン 塚地武雅・鈴木拓。コント、俳優、バラエティで活動。
おぎやはぎ 小木博明・矢作兼。テレビ・ラジオ・MC分野で存在感。
東京03 飯塚悟志・豊本明長・角田晃広。キングオブコント2009優勝。

公式タレント一覧には、上記のほか、住田隆、ゆってぃ、田上よしえ、今野浩喜、鬼ヶ島、ラバーガールなども掲載されている[4]

近年の主力・賞レース勢

芸人・ユニット 主な特徴・実績
真空ジェシカ M-1グランプリ2021〜2025決勝進出。ラジオ・YouTube・テレビでも活動。
吉住 THE W 2020優勝。R-1グランプリ決勝進出経験あり。
ザ・マミィ キングオブコント2021準優勝。
岡野陽一 R-1、キングオブコントなどで活躍。クズ芸・人間味のある芸風で知られる。
トンツカタン森本お抹茶櫻田佑 もとはトンツカタンとして活動。現在は個別掲載。
人間横丁 若手ライブ・賞レース文脈で注目されるコンビ。
鈴木ジェロニモ ピン芸・言語感覚を活かした活動で知られる。

真空ジェシカは公式プロフィールで、M-1グランプリ2021、2022、2023、2024、2025の決勝進出が明記されている[9]。吉住については公式プロフィールで、THE W 2018決勝進出・2020優勝、R-1グランプリ2021決勝進出などが掲載されている[4]

過去の所属

キングオブコメディ(高橋健一、今野浩喜)は2015年に解散。高橋健一はキングオブコント2010優勝コンビの一員だったが、2015年12月29日付で人力舎との専属契約が解除されたと報じられている[10]

養成所・育成制度

詳細は「スクールJCA」を参照。

概要

スクールJCAは、プロダクション人力舎系列の芸人養成所である。公式サイトでは、1992年に開校した「関東初のお笑い芸人養成スクール」とされている。校舎所在地は、プロダクション人力舎本社と同じ建物の地下1階である[7]

教育方針

JCAは、「名刺代わりの強いネタ」と「成功するまで諦めないメンタル」を重視すると説明している。公式サイトでは、発声、身体表現、構成力、文章力、トーク力、瞬発力、ネタ作り、ネタ見せ、ライブ出演などを通じて芸人としての基礎を固める方針が示されている[7]

所属への流れ

スクールJCAでは、入学から約9カ月で基礎・実践・ネタ作り・ライブ出演を行い、卒業までの3カ月で卒業公演と所属選考を経る。公式サイトによれば、卒業公演で成果を収めると人力舎所属の可能性があり、所属選考を通過できるのは毎年およそ3〜4割とされている[8]

JCA出身・関係芸人の例

代表的なJCA出身・関係芸人には、アンジャッシュ、アンタッチャブル、東京03、ドランクドラゴン、ラバーガール、岡野陽一、吉住、ザ・マミィ、真空ジェシカなどがいる。公式の「人力舎所属芸人の受賞歴」ページでは、各芸人のJCA期と主要受賞・決勝進出歴が一覧化されている[8]

主なライブ・劇場・イベント

バカ爆走!

バカ爆走!は、プロダクション人力舎の若手お笑いライブである。公式ニュースでは、2025年9月公演について「9月1日〜6日までの全7公演」と案内され、企画公演、コント公演、漫才公演、JCAコーナーなど複数のテーマ別公演が設定されている。会場は新宿Fu-で、劇場チケットと配信チケットが販売される形式も確認できる[11]

どっきん!

公式Instagramのプロフィールでは、人力舎のお笑いライブとして「バカ爆走!」とともに「どっきん!」が紹介されており、「どっきん!」は毎月第3金土に新宿バティオスで行われるライブとして案内されている[12]

JINRIKI STATION

人力舎は公式ファンクラブサイトJINRIKI STATIONも運営している。公式ファンクラブサイトでは「プロダクション人力舎公式ファンクラブ」と説明されている[13]

賞レースとの関係

芸人・ユニット 賞レース・大会 結果
2003 アンジャッシュ 爆笑オンエアバトル 第5代チャンピオン
2004 アンタッチャブル M-1グランプリ2004 優勝
2006 東京03 第4回お笑いホープ大賞 大賞
2009 東京03 キングオブコント2009 優勝
2010 キングオブコメディ キングオブコント2010 優勝
2011・2013 鬼ヶ島 キングオブコント 決勝進出
2010・2014 ラバーガール キングオブコント 決勝進出
2014・2015 巨匠 キングオブコント 決勝進出
2020 吉住 女芸人No.1決定戦 THE W 優勝
2021 ザ・マミィ キングオブコント2021 準優勝
2021〜2025 真空ジェシカ M-1グランプリ 決勝進出
2022 最高の人間 キングオブコント2022 決勝進出
2022 スパイシーガーリック NHK新人お笑い大賞 優勝

多くはスクールJCA公式の「人力舎所属芸人の受賞歴」に掲載されている。真空ジェシカの2024・2025年を含むM-1連続決勝進出は、公式プロフィールおよびM-1公式サイトでも確認できる[8][9]

芸風・事務所カラー

人力舎は、東京のコント・漫才・テレビバラエティ文化の中で、いわゆる「人力舎らしさ」を持つ事務所として語られることが多い。特徴としては、以下が挙げられる。

1つ目は、コントに強い事務所という側面である。アンジャッシュ、東京03、ドランクドラゴン、ラバーガール、キングオブコメディ、ザ・マミィ、吉住など、設定・演技・人物造形を活かす芸人を多く輩出してきた。東京03はキングオブコント2009優勝、キングオブコメディはキングオブコント2010優勝、ザ・マミィはキングオブコント2021準優勝である[8]

2つ目は、テレビバラエティでの個人タレント化に強い点である。おぎやはぎ、山崎弘也、柴田英嗣、児嶋一哉、塚地武雅、鈴木拓、大久保佳代子、光浦靖子など、コンビ・トリオのネタ活動を超えて、MC、ひな壇、俳優、情報番組、ラジオなどへ活動を広げた芸人が多い。所属タレント一覧でも、ベテランから若手まで幅広いラインナップが確認できる[4]

3つ目は、養成所とライブを通じた若手育成である。JCAではネタ作り、ネタ見せ、ライブ出演を重視しており、卒業公演と所属選考を経て人力舎所属を目指す構造になっている。また、若手ライブ「バカ爆走!」では、JCAコーナーや若手芸人の出演枠が設けられている[8][11]

関連人物

玉川善治

玉川善治は、プロダクション人力舎の設立者である。2010年6月に死去し、スポーツ紙などでは、アンジャッシュ、ドランクドラゴンら多くの芸人を育てた人物として報じられた[14]

玉川大

玉川大は、玉川善治の長男で、現在の代表取締役として各種企業情報サイトなどに掲載されている。スクールJCAの特定商取引法表示でも、株式会社人力舎の代表者として玉川大の名前が掲載されている[15]

不祥事・トピック

キングオブコメディ高橋健一の契約解除

2015年、キングオブコメディの高橋健一が逮捕されたことを受け、プロダクション人力舎は同年12月29日付で高橋との専属契約を解除したと報じられた。キングオブコメディはキングオブコント2010優勝コンビだったため、お笑い界でも大きく報じられた[10]

アンジャッシュ渡部建の活動再開

アンジャッシュ渡部建については、2022年2月5日、人力舎公式サイトが活動再開を発表した。公式発表では、渡部本人の謝罪コメントと「ゼロからまた頑張りたい」という趣旨のコメントが掲載されている[16]

お笑い史上の位置づけ

プロダクション人力舎は、吉本興業太田プロダクションマセキ芸能社ワタナベエンターテインメント、サンミュージック、ケイダッシュステージ、グレープカンパニーなどと並び、東京のお笑いシーンを形成してきた主要事務所の一つである。

特に重要なのは、次の3点である。

第一に、東京コント文化の継承と更新である。アンジャッシュのすれ違いコント、東京03の会話劇的コント、ラバーガールの静かな不条理、吉住の一人コント、ザ・マミィの人間味あるコントなど、テレビ向け・劇場向けの両面でコントの形式を広げてきた。

第二に、賞レースにおける非吉本勢の重要拠点である。アンタッチャブルのM-1優勝、東京03・キングオブコメディのキングオブコント優勝、吉住のTHE W優勝、真空ジェシカのM-1連続決勝進出など、人力舎は大規模賞レースで継続的に存在感を示している[8]

第三に、養成所JCAを通じた独自の人材育成である。JCAはNSCやワタナベコメディスクールなどと並ぶ東京若手芸人の入口の一つで、公式サイトでも他事務所との対抗戦ライブや卒業公演、所属選考の仕組みが示されている[8]

関連項目

脚注

  1. 株式会社プロダクション人力舎 法人情報, GビズINFO(経済産業省), 参照日: 2026-05-02.
  2. プロダクション人力舎 公式サイト, プロダクション人力舎, 参照日: 2026-05-01.
  3. 3.0 3.1 会社情報, プロダクション人力舎, 参照日: 2026-05-06.
  4. 4.0 4.1 4.2 4.3 TALENT タレント, プロダクション人力舎, 参照日: 2026-05-06.
  5. スクールJCA, プロダクション人力舎, 参照日: 2026-05-06.
  6. 【第6回バカ爆杯】開催決定!!, プロダクション人力舎, 参照日: 2026-05-06.
  7. 7.0 7.1 7.2 JCAの強み, スクールJCA, 参照日: 2026-05-06.
  8. 8.00 8.01 8.02 8.03 8.04 8.05 8.06 8.07 8.08 8.09 ステップアップ, スクールJCA, 参照日: 2026-05-06.
  9. 9.0 9.1 9.2 真空ジェシカ, プロダクション人力舎, 参照日: 2026-05-06.
  10. 10.0 10.1 プロダクション人力舎が高橋との契約解除, お笑いナタリー, 参照日: 2026-05-06.
  11. 11.0 11.1 「バカ爆走!」2025年9月公演@新宿Fu-にて開催決定, プロダクション人力舎, 参照日: 2026-05-06.
  12. プロダクション人力舎【公式】, Instagram, 参照日: 2026-05-06.
  13. JINRIKI STATION, プロダクション人力舎, 参照日: 2026-05-06.
  14. (2010-06-12)多数のお笑い芸人輩出「人力舎」玉川社長が死去, スポニチ Sponichi Annex, 参照日: 2026-05-06.
  15. 特商法に基づく表示, スクールJCA, 参照日: 2026-05-06.
  16. (2022-02-05)アンジャッシュ渡部建に関するご報告, プロダクション人力舎, 参照日: 2026-05-06.

外部リンク


地図

東京都新宿区西新宿6丁目20番7号